探仏記Ⅲ ~気まぐれ仏像探訪~

気が向いたら出かけてみようか・・・

丈六

厚木・妙伝寺

2017年元旦。本年もここから拝観開始。

妙伝寺
山号星梅山
宗派日蓮宗
所在神奈川県厚木市

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門を守護する二天像
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本堂にお参りした後は独尊堂(釈迦堂)に。
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丈六の釈迦如来はいつ拝観しても素晴らしい。
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今後も毎年拝観しに来ようと思う。



この後、近在のお寺にも参詣。

宝泉寺(曹洞宗)
本尊は釈迦三尊(たぶん...)、遠目でわからず。
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瑠璃光寺(時宗)
本尊は阿弥陀如来立像(たぶん...)、こちらも遠目でわからず。
少額の賽銭しか入れてないのだがお守りやら瓦せんべいなど頂いて恐縮。

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本年は快慶展、運慶展をはじめ様々なイベントがあるので楽しみ。
良い年になりますように。


『平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の…』~『国宝でよみとく神仏のすがた』

3連休の中日、小雨がパラつく中 東博へ。甲賀のイベントみたいなのをやってて、ゆるキャラもいたけどスルー・・・・

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東京国立博物館 平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち
とうきょうこくりつはくぶつかん入館日:2016/9/18
所在地: 東京都台東区入館料:(年間パスポート)

正面階段右手より展示会場へ・・・・・室内は混雑していたが、拝観しづらいという事はなく、どこかしら人がいない空間があって、そこを選びながらそれなりにマイペースで拝観できた。40分ほどして退室しようとした時には人が増えたなと思ってたのだが、やはり入口が入場制限されてて10名ほど待ちになっていた。

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中央の本尊を沢山の仏像が取り囲む配置。全ての仏像が重要文化財指定されてる。

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一躯ずつ見ていくと、腕や体躯の一部を欠失している像が多い。やはり目を引くのは丈六仏である本尊の①十一面観音と、その裏手のこちらも丈六の⑨薬師如来。本尊は画像で見ると何とも優しそうな顔つきをされてるが、実際に見上げて拝観すると少々厳しめに感じた。頭上の十一面は個々の面貌がパネルで確認できる。薬師如来のほうは顔がやや上向き加減。

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細身で目が吊り上がってるのが「甲賀様式」というらしい。気になった仏像は・・・・

毘沙門天: ズングリ体型で、顔を宝塔の方に向けてるからか兜がズレて見える。
⑤⑥観音菩薩: 天衣が「W字」になってると解説にある・・・・よく見るとなるほど!
十一面観音: 頭上面は欠失しててパッと見は聖観音。過去に2回拝観してた事が判明・・・・
⑫⑬観音菩薩: とにかく細身。腕も欠失してるから尚更。
地蔵菩薩: 金色に輝く。目が鋭い。こちらもどこかでお見けしたような・・・・
⑱⑲⑳地蔵菩薩/吉祥天: 衣文線がほとんどない・・・・

素朴な感じの仏像が多かったが、甲賀様式など地域色が感じられて興味深い。何と言っても本尊が大迫力!機会があればもう一度来てみよう。本尊は33年に一度開帳されるらしいが、次は2018年(平成30年)の秋との事・・・・割とすぐだね。


東京国立博物館 総合文化展

続いていつもの11室。こちらもほぼ重文の仏像で、十一面観音が多かった。

<クリックで拡大>
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ほとんどが撮影不可だったので、浄瑠璃寺・地蔵菩薩と、3室に展示されてた願生寺・阿弥陀如来のみ撮影してきた。

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展示されてた仏像はほとんどが何度か拝観したことがあるが、秋篠寺・十一面観音の凝った衣文の襞は改めて凄いと感じた。また子嶋寺・十一面観音も堂々たる体躯だがこちらの衣文線も襞が丸まっていたりして凝ってる。櫟野寺仏拝観の後で、新鮮に映ったかもしれない。康円作の愛染明王も勿論良かったが、個人蔵の三尺阿弥陀がなかなかの秀作(先日の鎌倉国宝館で拝観した截金の素晴らしい三尺阿弥陀も個人蔵だった)。個人で所有してる仏像にも実はまだまだ凄いのがありそうだ。


続いて電車で1時間ほど移動して金沢文庫へ。1ヶ月前には休館日に行ってしまったが、今日は開館中と確認済み。



金沢文庫 国宝でよみとく神仏のすがた 新国宝指定 称名寺聖教・金沢文庫文書から
かなざわぶんこ入館日:2016/9/18
所在地: 神奈川県横浜市金沢区入館料:250円

「国宝で・・・・」というタイトルの展示会だった事・・・・これを書きながら知った・・・・一体何を見てきたの?という感じ。

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14時過ぎに入館したところ、ガイドによる解説が始まっていて、多くの人がそちらに集まっていた。そちらを横目に、上階の展示スペースへ行くと3~4人しかいなかったので、かなり悠々と拝観できた。

<クリックで拡大>
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展示されてたのはほとんどが個人蔵の仏像。やはりパンフでメインにもなっている弥勒菩薩が秀逸。

<パンフレットより>

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弥勒菩薩興福寺子院伝来のようで、肥後定慶の作風に近いと解説にあった。確かに丸顔の雰囲気や、くどいくらいの衣文表現が大報恩寺・六観音を彷彿とさせる。後半の天王像は、兵庫歴史博物館蔵の多聞天と一具であったらしく、持国天だと考えられる。最後の迦陵頻伽像(かりょうびんが)は、鎌倉・覚園寺の薬師三尊のうち、日光菩薩光背にあったものではないか、との事。その他に逆手の如来像などもあり、思ったより仏像展示が多く楽しめた。

櫟野寺の本尊は33年に一度の開帳だが、個人蔵の仏像はこれを最後に二度と拝観できないかもしれない。そう考えると仏像拝観も縁あっての事だなと感じる次第。



称名寺 
しょうみょうじ宗派: 真言律宗別格本山拝観日:2016/9/18
所在地: 神奈川県横浜市金沢区山号: 金沢山拝観料:-

いつも通り称名寺の境内を通って帰路へ。曇天で今にも雨が降りだしそうなので仁王像に挨拶をして足早に駅へと向かった。

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〔注〕 記載情報(宗派・山号・拝観料・文化財指定・仏像配置・名称など)は個人調べなので間違っていてもあしからず  

2016年初詣: 厚木・妙伝寺の丈六釈迦如来

あっという間に年が明けた。今年も恒例、妙伝寺へ参拝。

 妙傳寺  (みょうでんじ、日蓮宗) 2016/1/1

釈迦堂の丈六仏は何度拝観しても素晴らしい。

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また新しい年が始まった。 
今年も良き年になりますように...
今年も良きご縁に恵まれますように... 

冬の京都・奈良旅(番外編): 拝観した仏像

備忘録として.....今回はこんな感じの拝観だった。仏像拝観できた寺院のうち半分の6ヶ寺は初訪問。

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冬の京都・奈良旅(2日目): 泉涌寺界隈/三十三間堂/法金剛院/広隆寺

2日目は最初に三十三間堂に行くという事だけ決めてスタート。三十三間堂はHPで8時開門とあったので、8時ピッタリに現地到着......入口閉まってる.....冬季は9時からと書いてある.....よく見たらHPにもきちんと書いてある....ということでいきなりトホホ状態。時間はあるが何処も開いてそうにないので、とりあえず泉涌寺の方向へ歩き出す。泉涌寺界隈だったら色々拝観できるだろう、と....実際はそうでもなかったけど。


 雲龍院  (うんりゅういん真言宗泉涌寺派総本山御寺泉涌寺別院 別格本山) 2015/12/27

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泉涌寺参道の一番奥手にある塔頭寺院。この界隈は何度か来ているがここは初めて。本尊・薬師三尊穏やかな平安仏、動きは少ないが存在感がある。文化財指定なしでこのレベル、さすが京都。何と台所には大黒天、通称「走り大黒」で走ってるように足を踏み出すユニークな像。


 泉涌寺  (せんにゅうじ真言宗泉涌寺派総本山) 2015/12/27

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続いて少し下ったところの総本山へ。楊貴妃観音も美しいが、本堂の運慶作と伝わる三世仏(阿弥陀/釈迦/弥勒仏)を改めて確認したいと思っていた。前回訪寺した際は補修中で2躯しかなかったので、3躯揃っての拝観は久しぶり......が、遠目でよくわからなかった。よく見えない、という事自体を忘れていた。次回は単眼鏡持参で。


 善能寺  (ぜんのうじ真言宗泉涌寺派・泉涌寺塔頭) 2015/12/27

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泉涌寺本堂のあたりから更に下ると仏塔の最上層のようなお堂がポツンとある。ガラス越に中を見るも頭部が隠れててわからず、観音系のような雰囲気の本尊。


 来迎院  (らいごういん真言宗泉涌寺派・泉涌寺塔頭) 2015/12/27

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入口左手の庭園は拝観できるようだが直進して荒神堂へ。当たり前だが扉は閉まってて本尊・三宝荒神は拝観できず。ここの護法神像は京博に寄託中のようだ。テレビの何かの番組で見た記憶がある。なお庭園は大石内蔵助が建てたらしい。



 今熊野観音寺  (いまくまのかんのんじ真言宗泉涌寺派・泉涌寺塔頭) 2015/12/27

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本堂に上がってお詣りしたが
小振りなお前立ちが見えるのみ。本尊は秘仏の十一面観音。


 新善光寺  (しんぜんこうじ真言宗泉涌寺派・泉涌寺塔頭) 2015/12/27

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本尊は愛染明王らしいがこちらも非公開のようだ。


 
 戒光寺  (かいこうじ真言宗泉涌寺派総本山御寺泉涌寺塔頭・準別格本山) 2015/12/26
 
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一度拝観している丈六の釈迦如来(重文)。運慶・湛慶親子の作と伝わる。作風は違うと思うが、宋風のユニークな顔立ちなど、巧匠の作であることは間違いない。左手の不動明王は暗くて良く判別できなかった。


 法音院  (ほうおんいん真言宗泉涌寺派・泉涌寺塔頭) 2015/12/27

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本尊は不空羂索観音で、ガラス越しに見えるも遠目なので判別が困難。


 即成院  (そくじょういん真言宗泉涌寺派・泉涌寺塔頭) 2015/12/27
 
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特別拝観という事で、間近での拝観できる状況が続いているようだ、これは嬉しい限り。阿弥陀如来二十五菩薩(重文)、そして如意輪観音(重文)からなる「仏のオーケストラ」はいつ見ても壮観。特に二十五菩薩の中で平安期当初から残存する10躯は本当に素晴らしい(手前のほうしか見えないけど....)。

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泉涌寺は塔頭含めて10ヶ寺あり、全て立ち寄ってきたつもりだったが悲田院だけ失念。まぁ、行ったところ快慶作・宝冠阿弥陀如来は拝観できなかっただろうけど。ここから大通りに出て
バスで元の場所に戻る。


 妙法院蓮華王院  (みょうほういんれんげおういん、天台宗) 2015/12/27
 
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ここのところ京都に来るたびに訪れてて、これで3回連続。千体千手観音(重文)に関して確認できたことは別で書く予定(誰も興味はないと思うが....)。後堂(裏手)にもいくつか仏像が置いてあるのだが、不動明王立像の右手に硬貨が2枚ほど挟まれていた。賽銭感覚でやったのかもしれないが、やってはいけない事だなぁ.....ガラスケースに収蔵したほうが良いかと。

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本当は次に京博に行きたかったが土曜日から冬休みで年内は閉館。仕方なく一旦バスで京都駅に戻って近くのカフェで昼食。レンタルサイクルで回ることも考えたが、時々雲がでて雨が降りそうなのと風が冷たくてとにかく寒いんで断念。三十三間堂で端から端まで1時間弱ほど拝観していたので体が冷え切ってしまい、暫くは外に出たくない状態。小一時間ほどまったりしながら、次の仏スポットを検索.....まだ行ったことない寺院で仏像拝観可能なところ......見つけた!


 法金剛院  (ほうこんごういん、律宗) 2015/12/27

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京都駅から山陰本線で10分ほどで花園駅に到着、駅から2-3分というアクセスの良さ。看板の文字が凄い、完全に仏像押しのお寺でしょ、ここは。寺名は聞いたことはあったがどんなところかは知らなかった。律宗というのも珍しい。拝観料払ったらあとはどうぞ、という感じで◎。仏殿=宝物庫に入ると、どかんと丈六の阿弥陀如来(重文)。平等院、法界寺の阿弥陀仏と合わせて「定朝の三阿弥陀」と呼ばれるそうだ。堂内には瓔珞を付けたゴージャスな雰囲気の十一面観音(重文)や、老僧のごとき僧形文殊(重文)、古様の地蔵菩薩(重文)、等身大立像阿弥陀如来と見応え十分。更に、隣にある地蔵院の丈六・地蔵菩薩(重文)もガラス越しに拝観可能、金目地蔵と呼ばれており左右に六地蔵を従え正に地蔵だらけで壮観。

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法金剛院で大満足、そのまま調子に乗って次へ向かうも途中で雨がパラパラ、早歩きで先を急ぐ。


 広隆寺  (こうりゅうじ、真言宗系単立) 2015/12/27

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南大門の金剛力士は鎌倉仏で素晴らしい出来映え、講堂は扉が少ししか開いておらず中の国宝仏は暗がりで見ることができず。宝物殿のラインナップは以前と変わらず。入ってすぐの十二神将(国宝)、最古と言われる不動明王(重文)、中央両脇にそびえる千手観音(国宝)不空羂索観音(国宝)、ピースサインの蔵王権現(重文)など逸仏が沢山。四隅の四天王(重文)のうち最後にある持国天は出色、動きは少ないがスタイルなど東寺・増長天を彷彿とさせ完璧。実は一番の主役である弥勒菩薩(国宝)他に気を取られてあまりきちんと見ていない.....

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続いて徒歩で仁和寺に向かおうと思って歩き出すも雨がポツポツ降りだしたので断念、まだ15時過ぎくらいだったが今回はこれで終了することにした。2日間歩きが多かったので少々疲れ気味だったという事もある。この日は何と言っても法金剛院に行けたのが大収穫。
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