滋賀編からの続き。滋賀の二寺で予想以上に時間がかかり、奈良到着は16時過ぎ。興福寺境内を通りつつ急いで奈良博へ・・・・

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奈良国立博物館 生誕800年記念特別展 忍性-救済に捧げた生涯-
ならこくりつはくぶつかん入館日:2016/8/13
所在地: 奈良県奈良市登大路町入館料:(年間パスポート)

まずは「忍性展」から・・・・

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忍性は真言律宗の僧・・・・・という事以外ほとんど知識がない状態でこの展覧会に臨む。

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以下、受け売りだが・・・・忍性は後年の呼称で生前は良寛 (江戸期の良寛和尚とは違う人物)
。ハンセン病患者の救済に尽力し、戒律を重んじ、文殊信仰に篤い。行基が文殊菩薩の化身とも呼ばれてた事から尊崇・・・・という方なので展示は真言律宗ゆかりの釈迦如来や文殊菩薩などが多く展示されてた。鎌倉・極楽寺の開祖であり、先日行った称名寺も忍性が創建に関わったらしい・・・・・とわかり始めると興味が湧いてくる。

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仏像展示はそれほど多くないが、鎌倉ではめったに拝観できない鎌倉の仏像を堪能できる。特に極楽寺からは有名仏が総動員してて見応え十分。清凉寺式釈迦如来は極楽寺像を含めて3躯展示されており、同じ仕様ながらそれぞれ個性的。文殊菩薩騎獅像も複数展示されており、特に自治会所蔵像と最後の唐招提寺・文殊五尊は初見でなかなか良い感じだった。
個人的に拝観したかった極楽寺の文殊菩薩は端正、十大弟子実的。ただ、般若寺の文殊菩薩は展示期間が終了しており、間近で見れなかったのが残念。

実はこの展覧会で一番印象に残ったのは仏像群ではなく東征伝絵巻。鑑真和上が請われて日本に向かう苦難の行状を記した壮大な絵巻物。前後期で展示替えがあるので今回展示されなかった部分も見てみたくなった。


奈良国立博物館 なら仏像館 名品展

18時近い時刻だが「なら燈花会」開催期間は19時まで開館しているのでまだ大丈夫。

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仏像館はリニューアル後、初めての来館。以前との違い・・・・順路が時計回りから反時計回りに変更、それに伴い中央の仏像群も逆向きに。展示ケースも進路に合わせて向きが変わっている。全体的に落ち着いた印象、以前より見やすくなった気はする。展示されてる仏像に関しては、さほど大きな変更を感じなかった。

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お目当ては湛慶・作の三十三間堂・千手観音20号尊。以前にもサラッと拝観しているが、今回は単眼鏡持参で気合十分、しばし釘づけ状態。三十三間堂や東博と異なり、目の前でガラスケース無しで360度見れるのがイイ。東博で見慣れている40号尊と比べて顔が少しほっそりしてるような・・・・40号尊は四角くて大きめの顔なので。背面の衣の形もよくわかる。

慶派仏としては仏師銘が判明しているもので 快慶×2、行快×1、栄快×1 と充実。その他、室生寺で発見された二天像、修復された高尾地蔵堂・毘沙門天などの新入り仏や、浄瑠璃寺の写実的な馬頭観音など、
なかなか見応えある内容。午前中に行った園城寺(三井寺)の仏像も2躯(不動明王千手観音)展示されてる。尾地蔵堂・毘沙門天の修復前後の状態が掲示されていたが奈良博HPでも見ることができる。


閉館時間の少し前に退館するとあたりは薄暗くなってきており、なら燈花会を見に来てる人が沢山いてビックリ。

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せっかくなので、人の流れにのって東大寺方面へと向かってみる。


東大寺 
とうだいじ宗派: 華厳宗大本山拝観日:2016/8/13
所在地: 奈良県奈良市雑司町山号: なし拝観料:なし(特別拝観)

夜の東大寺拝観は初めて。ライトアップされている金剛力士は昼間より写真映えする・・・・

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大仏殿は無料で拝観可。窓(正確には観相窓)から盧舎那仏のご尊顔を拝する事もできる。

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それにしても凄い人の数・・・・・

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堂内に般若心経の読経の声が響き渡り、幻想的な雰囲気。昼間に見る大仏より神々しいというか神秘的でちょっと感動。



翌日は京都へ移動・・・・2日目 京都前編に続く。 


〔注〕 記載情報(宗派・山号・拝観料・文化財指定・仏像配置・名称など)は個人調べなので間違っていてもあしからず