大阪府河内長野市にある天野山金剛寺

名前を知ったのは2012年に奈良国立博物館で降三世明王を拝観した時。

2m超の迫力ある巨体、物凄い形相.....

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快慶弟子の行快・作で、
顔付きが快慶の不動明王に似てる。



....ということもあったのだが、それよりも修復前後のギャップがすごい!


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もはや別人、いや別仏.....やはり顔(目元)で印象って変わるもんだなぁ....




金剛寺・金堂内陣には大日如来を中心として左右に不動明王・降三世明王。

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不動明王修復時に行快銘が発見され、もう片方の降三世明王も作風から行快工房作と推定される。


そして不動明王も修復が完了し、今秋より京都国立博物館で中尊・大日如来と共に展示されてる。

京都国立博物館_平成知新館

いろんなところで展示室の画像を見かたのだが、どうも不動明王の姿が今ひとつわからない。




.....と思ってたら先日とある番組で真正面からの映像が流れてた。

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遂に!....というか実仏が見たければ京博に行けばいいだけなんだけど。

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思ったほど怖い顔ではなかった(あくまでも画像見る限り)。眼がクリクリしてるように感じる。

降三世明王ほどの迫力は感じないが、バランスがよくドッシリ構えててなかなか良さげ。



快慶・作の醍醐寺・不動明王に近しい作風なのではと想像していたが、そうでもなかった。

むしろ降三世明王のほうが快慶仏に近い感じ。それにしても行快仏は2躯とも額が狭い。


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ところで、修復後の仏像はいつ寺で拝観できるのか.....

金剛寺のHPを見ると改修工事は平成21年から9年間かけて、とある。

ということは、平成29~30年(2017~18年)あたり?まだ随分先....

イメージとしてはこんな感じになるだろうか

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今から楽しみだ 



降三世明王といえば、三面八臂で降三世印を結び、大自在天と烏摩妃を踏みつける姿が一般的(?)

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しかしながら、金剛寺仏は二臂で髪を高く結い上げ宝冠を被り、しかも坐像。

河内長野市のHPの解説によると、密教の尊勝曼荼羅を立体表現したもの、との事。

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これがその曼荼羅。なるほど配置も姿形も図像と一致する。

そもそも
尊勝曼荼羅とは何か? .....だんだん難しくなってきたのでひとまずココまで。




結局のところ、早くお寺で三尊を拝観したいな、というだけのことなんだけど。