探仏記Ⅲ ~気まぐれ仏像探訪~

気が向いたら出かけてみようか・・・

奈良一日探仏の旅: ④光林寺

法隆寺駅からタクシーで「光林寺までお願いします」と言ったら運転手さん「???」、どんな漢字?とか無線で場所聞いたりして困ってたのでGoogleMapで検索してどこどこの橋の近く、とか伝えながら目的地近くの川沿いの道でおろしてもらった。駅からは10分ちょっとだった。お寺が見えたので下りて行くと富貴寺と書いてあった。看板を見るとここにも重文仏があるようだ、けど開いてないし誰もいないので今回は諦めて目的地へ。
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 光林寺 
 (こうりんじ、浄土真宗) 2014/8/12

富貴寺からすぐ。1週間前から予約拝観をお願いしていた。お盆の時期なのに....
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門が閉まっていたので、横のインターホンを押してみるが反応なし。取りあえず横の潜り戸からソロソロと中へ入ってみる。
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こじんまりした境内、そして奥には本堂。右側にある建物のインターホンを押してみるがやはり反応なし。本堂のあたりをウロウロしていたらお寺の方が現れて中に入れて頂いた。入るなりいきなり本尊が目に飛び込んでくる。許可を得て撮影させて頂いた(....が、あまりうまく撮れてるのがなかった、残念)
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阿弥陀如来(快慶作・重文)、快慶晩年の作と言われてる。前のほうへどうぞ、と言って頂き、本当に眼前で拝観することができた。顔の箔が多少落ちている気がしたが、かなり保存状態が良い。またお顔がやはり晩年作と言われている高野山光台院像と雰囲気が似通っている気がした。厨子の横扉も開いていて、前から横からいろんな角度で何度も....20分くらいは見ていただろうか。その後、お寺の方がお茶を入れて下さり、浄土真宗の阿弥陀さんはすぐお迎えに行けるよう立ってることが多い、片足を踏み出しかけているといったお話をしてくださった。本像は元からこちらのお寺にあったとの事。昔は門も本堂も開けっ放しにしていて子供たちが手を合わせに来ていた時期もあったようだが、重文指定になってからは警備が厳格になり何かあるとすぐに警備会社から連絡がくると嘆かれていた。こういうところが信仰と文化財のバランスの難しいところだなと実感。とは言え盗難にあっては困るのでこれからも警備会社の方々には気合を入れて盗難防止に頑張ってもらいたい。またいつでも来てください、と言って頂けた。機会があれば本当に何度でも訪れたいものだ。


ということで法隆寺界隈の探仏は終了。法隆寺駅まで徒歩で戻りかけたが、晴れ間がでてきて30分ほどかかりそうだったのであえなく断念。タクシー呼んでサクッと戻った。



メモ: 拝観は電話予約、拝観料は志納

奈良一日探仏の旅: ③法隆寺

吉田寺に向かうタクシーで運転手の方に法隆寺まで徒歩でどれくらいか尋ねたところ、10分くらいかなぁ、と聞いていたので雨の中徒歩で法隆寺へと向かった。


 法隆寺 
 (ほうりゅうじ、聖徳宗) 2014/8/12

西門に到着。吉田寺からは20分以上かかった....途中で雨が上がったので良かったけど。
こちらから入るのは初めて。
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入ると東西に長~~~い参道。左に折れると西円堂。

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 西円堂 
西円堂はこれまでも何度か立ち寄っているが、全て戸が閉まりきっていて中を見たことがなかった。今回は何と戸が開いていた!9時過ぎだったからか、よくわからないが、正面と東側の2ヶ所で金網越しに拝観できた。
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正面からは薬師如来(国宝)と十二神将×2躯、東側からは千手観音(重文)と十二神将×4躯が見えた。薬師如来は少々ムスッとしたお顔付き、存在感が凄い。千手観音は腕が沢山あることは認識できるレベル、十二神将はほぼシルエット。十二神将も確か重文だった筈、是非明るいところで拝観できるようにして頂きたいな、と。西円堂から見える五重塔もなかなか良い(写真の腕が今イチで伝わらないが....)


 五重塔、大講堂、金堂 
続いて、五重塔→大講堂→金堂と見て回る。
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大講堂には薬師三尊(国宝)、四天王(重文)、毎回拝観している筈だがいつもあまり記憶に残らない。金堂は前回来た際と比べてライティングが変わっていて側背面の壁画や仏像が良く見えるようになっていた。


 大宝蔵院 
続けて宝物館である大宝蔵院へ。
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入るとすぐに夢違観音、と思ったら模像だった。どうやら出張中の模様。中央の国宝・地蔵菩薩も出張中のようで、その代りに観音菩薩(重文、夢殿お前立観音)が展示してあった。バケツ型の宝冠
を被り、室生寺仏のよう舟形光背でなかなかの良仏だったが、夢殿でみた記憶がない....


 夢殿 
そして夢殿。
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救世観音の公開時期ではないが、こちらには他に
道詮律師行信僧都(いずれも国宝)の2躯が東西の窓から拝観できる。行信僧都は吊り目が印象的、夢殿を造った方とか....

ところで数日前の台風の影響で東院大垣の一部が崩れるというニュースが流れていたが、確認したところ中宮寺の案内看板近くで2ヶ所崩れていた。被害が拡大しないうちに早急に処置してもらいたいものだ。
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 中門 
西門から入ったため、中門を見ずに進んだので最後になった。
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この金剛力士もインパクトあるね。吽形の右手は何をしようとしてるんだろうか....

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法隆寺には1時間ほどいた。広くて沢山見るところがあるから本来ならもっと時間かかるんだろうけど次もあるし、ということで法隆寺駅へ戻る。
 

奈良一日探仏の旅: ②吉田寺

興善寺から再び雨の中徒歩でJR奈良駅へ....20分以上かかった(バスで行けばよかったのでは、と後悔)。法隆寺駅へと向かう。10分くらいで到着したのでビックリ、意外と近くなのね....
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 吉田寺 
 (きちでんじ、浄土宗) 2014/8/12

法隆寺駅に到着したのは9時前、法隆寺行きのバスは9時以降でないとない。ならば、タクシーで....ここもか!タクシー1台もいないし。途方に暮れているとタイミングよくタクシーが1台入ってきたので、すかさずキャッチ。法隆寺界隈は法起寺・法輪寺・中宮寺など拝観済だったが、吉田寺は来たことがなかった。そもそも読み方も今回初めて知った、「よしだ」でなく「きちでん」なのね....
タクシーで10分、吉田寺へ到着。門を潜って奥へ進むと本堂と多宝塔が見えてきた。

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まだ9時前だったので多宝塔を見ていたら....

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蜂の巣?後でお寺の方に確認しようと思ってて、結局忘れて聞かなかったが、画像で見ても蜂の巣だ。

9時に拝観を申し出て本堂に入ると、薄暗いお堂の中、奥に薄っすらと輝きを放つ丈六の阿弥陀如来(重文)。(画像はパンフレットから拝借)
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目の前まで進んでみると凄い存在感。周囲が薄暗いのでこの辺りだけが光り輝いているようで神々しい。早い時間帯ということもあってか堂内は自分ひとり。15分ほど阿弥陀如来と対峙....すっかり見とれてしまった。奈良はやっぱり名仏の宝庫!

追記: 吉田寺は「ぽっくり往生の寺」として知られている....らしい。

鐘楼の前に変わった形の鬼瓦
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続いて法隆寺へ....




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