探仏記Ⅲ ~気まぐれ仏像探訪~

気が向いたら出かけてみようか・・・

奈良一日探仏の旅: ③法隆寺

吉田寺に向かうタクシーで運転手の方に法隆寺まで徒歩でどれくらいか尋ねたところ、10分くらいかなぁ、と聞いていたので雨の中徒歩で法隆寺へと向かった。


 法隆寺 
 (ほうりゅうじ、聖徳宗) 2014/8/12

西門に到着。吉田寺からは20分以上かかった....途中で雨が上がったので良かったけど。
こちらから入るのは初めて。
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入ると東西に長~~~い参道。左に折れると西円堂。

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 西円堂 
西円堂はこれまでも何度か立ち寄っているが、全て戸が閉まりきっていて中を見たことがなかった。今回は何と戸が開いていた!9時過ぎだったからか、よくわからないが、正面と東側の2ヶ所で金網越しに拝観できた。
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正面からは薬師如来(国宝)と十二神将×2躯、東側からは千手観音(重文)と十二神将×4躯が見えた。薬師如来は少々ムスッとしたお顔付き、存在感が凄い。千手観音は腕が沢山あることは認識できるレベル、十二神将はほぼシルエット。十二神将も確か重文だった筈、是非明るいところで拝観できるようにして頂きたいな、と。西円堂から見える五重塔もなかなか良い(写真の腕が今イチで伝わらないが....)


 五重塔、大講堂、金堂 
続いて、五重塔→大講堂→金堂と見て回る。
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大講堂には薬師三尊(国宝)、四天王(重文)、毎回拝観している筈だがいつもあまり記憶に残らない。金堂は前回来た際と比べてライティングが変わっていて側背面の壁画や仏像が良く見えるようになっていた。


 大宝蔵院 
続けて宝物館である大宝蔵院へ。
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入るとすぐに夢違観音、と思ったら模像だった。どうやら出張中の模様。中央の国宝・地蔵菩薩も出張中のようで、その代りに観音菩薩(重文、夢殿お前立観音)が展示してあった。バケツ型の宝冠
を被り、室生寺仏のよう舟形光背でなかなかの良仏だったが、夢殿でみた記憶がない....


 夢殿 
そして夢殿。
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救世観音の公開時期ではないが、こちらには他に
道詮律師行信僧都(いずれも国宝)の2躯が東西の窓から拝観できる。行信僧都は吊り目が印象的、夢殿を造った方とか....

ところで数日前の台風の影響で東院大垣の一部が崩れるというニュースが流れていたが、確認したところ中宮寺の案内看板近くで2ヶ所崩れていた。被害が拡大しないうちに早急に処置してもらいたいものだ。
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 中門 
西門から入ったため、中門を見ずに進んだので最後になった。
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この金剛力士もインパクトあるね。吽形の右手は何をしようとしてるんだろうか....

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法隆寺には1時間ほどいた。広くて沢山見るところがあるから本来ならもっと時間かかるんだろうけど次もあるし、ということで法隆寺駅へ戻る。
 

奈良一日探仏の旅: ②吉田寺

興善寺から再び雨の中徒歩でJR奈良駅へ....20分以上かかった(バスで行けばよかったのでは、と後悔)。法隆寺駅へと向かう。10分くらいで到着したのでビックリ、意外と近くなのね....
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 吉田寺 
 (きちでんじ、浄土宗) 2014/8/12

法隆寺駅に到着したのは9時前、法隆寺行きのバスは9時以降でないとない。ならば、タクシーで....ここもか!タクシー1台もいないし。途方に暮れているとタイミングよくタクシーが1台入ってきたので、すかさずキャッチ。法隆寺界隈は法起寺・法輪寺・中宮寺など拝観済だったが、吉田寺は来たことがなかった。そもそも読み方も今回初めて知った、「よしだ」でなく「きちでん」なのね....
タクシーで10分、吉田寺へ到着。門を潜って奥へ進むと本堂と多宝塔が見えてきた。

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まだ9時前だったので多宝塔を見ていたら....

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蜂の巣?後でお寺の方に確認しようと思ってて、結局忘れて聞かなかったが、画像で見ても蜂の巣だ。

9時に拝観を申し出て本堂に入ると、薄暗いお堂の中、奥に薄っすらと輝きを放つ丈六の阿弥陀如来(重文)。(画像はパンフレットから拝借)
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目の前まで進んでみると凄い存在感。周囲が薄暗いのでこの辺りだけが光り輝いているようで神々しい。早い時間帯ということもあってか堂内は自分ひとり。15分ほど阿弥陀如来と対峙....すっかり見とれてしまった。奈良はやっぱり名仏の宝庫!

追記: 吉田寺は「ぽっくり往生の寺」として知られている....らしい。

鐘楼の前に変わった形の鬼瓦
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続いて法隆寺へ....




奈良一日探仏の旅: ①興善寺

IMG_1085夏休みに突入....
1週間前にネットで高速バスの予約状況を確認したところ、空いてる....奈良行き、1席だけ。これは「行きなさい」と後押しされた、と勝手に理解。ということで、8月12日に奈良の地に見参!今回の旅のテーマは 『快慶仏』 と 『未踏の寺』。到着するなり雨ザァザァで、テンション 「炎天下自転車で巡る奈良」構想がガラガラと崩れる....


 興善寺 
 (こうぜんじ、浄土宗) 2014/8/12

HPでこんな記述を見かけた。
巡る奈良 「快慶作のご本尊・阿弥陀如来立像(重文)を安置する本堂で行われる毎朝の勤行に一般の方もお参りいただけます」 ....これは行かねば!十輪院の近くだからタクシー飛ばせば間に合うはず!ところが渋滞で近鉄奈良駅到着が7:10、しかもタクシーは1台もいない、そして降りしきる雨....しかたなく徒歩で。東向商店街~もちいどのセンター街とアーケードを通って、その後は傘さしながら小走りに....15分ほどかかって7:30に現地に到着。十輪院の隣の奥まったところにある....

20140812 (6)恐る恐る中に入るが、もの凄く静か。左に折れたところに本堂があるが、中には誰もいないような....

もう勤行が終わったのかな、と思いながら中をキョロキョロしていたら、お寺の方に声をかけて頂いた。勤行で来た旨を伝えると、お盆のシーズンなのでお休みしているとのこと。そう、お盆のこの時期、お寺は忙しいのだった....

とは言え、本堂にて阿弥陀如来(快慶作・重文)を拝観させて頂けることになった。「法然と親鸞 ゆかりの名宝」展で一度拝観しているが、お寺では初めて。衣の部分が黒っぽいのが特徴、顔付き・容姿は快慶仏だと思うのだが、お寺の方の話だと銘などは見つかっておらず、作風から快慶作と想定されているとのこと。この像の内部から法然上人直筆の書が見つかり、大きな話題になったというエピソードもお聞きした。元々は元興寺の奥の院だったこと、阿弥陀如来は別の寺から移されてきたことなど色々お話を聞かせて下さり、お茶も頂き、帰り際には手拭まで頂戴して....本当に至れり尽くせりで。今後は電話してもらえればいつでもどうぞ、と。
お忙しい中、どうもありがとうございました。

テンションで次へ....


メモ: 拝観は電話予約(お盆時期は避ける)、拝観料は志納


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