探仏記Ⅲ ~気まぐれ仏像探訪~

気が向いたら出かけてみようか・・・

奈良一日探仏の旅: ⑥西方院

唐招提寺から線路を渡ってすぐ。前日に電話で拝観をお願いしたのだが、お盆中ということで、かなり迷われていたようだったが最終的にはOKして頂いた。


 西方院 
 (さいほういん、律宗) 2014/8/12

約束の14:00、門に寺名などがなく半信半疑で中に入ってみた。中に入り、建物の玄関から声をかけてみるとお寺の方が出てこられて案内してくださった。まずは忙しい時期の訪問となったことをお詫びしたが、大丈夫ですよと言って頂けた。
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西方院は唐招提寺の奥の院で、元々は同じ寺領にあったらしいが、近鉄開通により分断され線路向こうの別院になった経緯があるようだ。中門を潜り境内へ。
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中は樹木で鬱蒼とした感じ。後について行くと収蔵庫が見えてきた。
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立て看板にあるように中には阿弥陀如来(快慶作・重文)。本日快慶の阿弥陀仏は3躯目。 (画像はパンフレットより)
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顔の部分以外は金箔がよく残っていた。顔は煤で黒ずんでるわけではなく箔が剥がれているとの事。この像は何度か盗難にあっていて、土に埋められた状態で発見されたりしているらしい。そういう事もあり凹凸のある顔の部分の箔が落ちたのではないかと話されていた。通常は非公開なのか尋ねたところ、特別公開などは実施しておらず、希望があれば開けているそうだ。時間にして10分ほどだったが、十分に堪能できたと思う。機会があればまた訪ねたい。


唐招提寺を横目に見て、次に向かう。時間があれば寄りたかったんだけど....
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メモ: 拝観は電話予約、拝観料 300円

奈良一日探仏の旅: ⑤喜光寺

奈良市に戻って雲ってはいたが雨もなさそうなので、レンタル自転車をゲット。さっそく目的地に向かって漕ぎ出す.....途中、朱雀門を通過。
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 喜光寺 
 (きこうじ、法相宗) 2014/8/12

喜光寺は薬師寺別格本山で、住職も薬師寺の方が務められている。本当は唐招提寺に行く予定だったのだが、次の拝観予約時間が迫っていたので短時間で、ということで急遽拝観することに。
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拝観受付には休憩時間のようで誰もおらず、受付は本堂裏手の社務所でとあったので一旦本堂を過ぎて支払ってから戻ってきた。本堂は「大仏殿試みのお堂」ということで、東大寺大仏殿造立の際に参考にされたことで知られる。中には阿弥陀三尊(重文)が佇む。中尊・阿弥陀如来は量感ある丈六仏で光背の飛天も素晴らしい。脇侍の観音・勢至菩薩はもの凄く笑みをたたえている(訂正:半跏踏み下げと書いたが、長岳寺像と勘違い)。脇侍上に新しいカラフルな飛天が左右2躯ずつ配置されていた。以前はなかったと思う。そこだけ新しいので少しギャップが.... (画像はパンフレットより)
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本堂内には椅子が置いてあり、阿弥陀仏の前で10分ほどのんびりさせてもらった。正直なところ、自転車で20分ほど走ってきただけなのだが、汗だくになってたのでいい休憩になった。本堂内も暑かったけど。

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ところで、本堂裏手に弁天堂があり、8月25日まで秘仏・宇賀神像が公開されている....ということを忘れていて拝観せずに出てきてしまった。詰めが甘いなぁ....気を取り直して次へ。

奈良一日探仏の旅: ④光林寺

法隆寺駅からタクシーで「光林寺までお願いします」と言ったら運転手さん「???」、どんな漢字?とか無線で場所聞いたりして困ってたのでGoogleMapで検索してどこどこの橋の近く、とか伝えながら目的地近くの川沿いの道でおろしてもらった。駅からは10分ちょっとだった。お寺が見えたので下りて行くと富貴寺と書いてあった。看板を見るとここにも重文仏があるようだ、けど開いてないし誰もいないので今回は諦めて目的地へ。
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 光林寺 
 (こうりんじ、浄土真宗) 2014/8/12

富貴寺からすぐ。1週間前から予約拝観をお願いしていた。お盆の時期なのに....
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門が閉まっていたので、横のインターホンを押してみるが反応なし。取りあえず横の潜り戸からソロソロと中へ入ってみる。
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こじんまりした境内、そして奥には本堂。右側にある建物のインターホンを押してみるがやはり反応なし。本堂のあたりをウロウロしていたらお寺の方が現れて中に入れて頂いた。入るなりいきなり本尊が目に飛び込んでくる。許可を得て撮影させて頂いた(....が、あまりうまく撮れてるのがなかった、残念)
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阿弥陀如来(快慶作・重文)、快慶晩年の作と言われてる。前のほうへどうぞ、と言って頂き、本当に眼前で拝観することができた。顔の箔が多少落ちている気がしたが、かなり保存状態が良い。またお顔がやはり晩年作と言われている高野山光台院像と雰囲気が似通っている気がした。厨子の横扉も開いていて、前から横からいろんな角度で何度も....20分くらいは見ていただろうか。その後、お寺の方がお茶を入れて下さり、浄土真宗の阿弥陀さんはすぐお迎えに行けるよう立ってることが多い、片足を踏み出しかけているといったお話をしてくださった。本像は元からこちらのお寺にあったとの事。昔は門も本堂も開けっ放しにしていて子供たちが手を合わせに来ていた時期もあったようだが、重文指定になってからは警備が厳格になり何かあるとすぐに警備会社から連絡がくると嘆かれていた。こういうところが信仰と文化財のバランスの難しいところだなと実感。とは言え盗難にあっては困るのでこれからも警備会社の方々には気合を入れて盗難防止に頑張ってもらいたい。またいつでも来てください、と言って頂けた。機会があれば本当に何度でも訪れたいものだ。


ということで法隆寺界隈の探仏は終了。法隆寺駅まで徒歩で戻りかけたが、晴れ間がでてきて30分ほどかかりそうだったのであえなく断念。タクシー呼んでサクッと戻った。



メモ: 拝観は電話予約、拝観料は志納
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